完全分解
クリーニングとは?
完全分解クリーニングの魅力をご紹介します

エアコンクリーニングの方法は、多岐に渡ります
スタンダードは、壁掛け洗浄
皆さんがよくご存じのエアコンクリーニングというのは、高圧洗浄機で洗剤液を正面からかけ、洗い流していく、エアコンを壁に付けたまま洗浄する方法ではないでしょうか?
このクリーニング方法では、残念ながらエアコンの表面しか洗浄する事が出来ないのです。
壁掛け洗浄は料金が安く作業が早い、というメリットがありますが、洗浄率は50~70%程度になります。
もし洗浄率が50%だとしたら、内部に残り50%のカビ・ホコリが残る、ということになりますね。
クリーニングしたけど一週間と経たずにまた臭くなった、などのご経験はございませんか?
これが原因です。
完全分解クリーニングは2種類あります その1
<背抜き分解>という方法
1つ目の完全分解クリーニング方法は、熱交換器であるアルミフィンは壁面に付けたまま洗浄し、他のパーツは分解してクリーニングする方法です。
いわゆる<背抜き分解>という方法です。
アルミフィンを壁に取り付けたままでも、分解して洗浄することは可能です。
しかし、この方法はすべてのエアコンに対応しているわけではなく、分解できる機種とできない機種があります。
また、アルミフィン(熱交換器)が壁に残ったままになるため、背面の汚れまでアプローチが難しいのです。
さらに、洗浄液もエアコンのすみずみまで浸透させることが出来ないため、洗浄効果は約85~90%ほどになります。
この方法でも十分キレイになりますが、エアコン内部にはまだカビが残ってしまうことがあります。


完全分解クリーニングは2種類あります その2
<室内機を脱着>する方法
2つ目の完全分解クリーニング方法は、エアコン本体を壁面から取り外し、全パーツを分解してクリーニングする方法です。
全パーツを分解し、熱交換器の全方向から洗浄するこの方法での洗浄率は90%以上になります。
濡らしてはいけない基盤部分も含め分解しますので、通常ならそこに埃が取り切れず残ってしまいますが、この方法なら汚れが溜まってしまうような箇所まで洗浄が可能です。
私たちが行っているクリーニング方法は、こちらにプラスαしています!
それは<熱交換器を洗浄液に浸け込む>という、ひと手間もふた手間もかけた方法です。
アルミフィンの隙間は狭いのでカビや埃が挟まってしまい、水をかけてもその汚れはなかなか落ちてはくれません。
浸け込むことで、除去率を限りなく100%に近づけています。
完全分解
クリーニング
作業手順を紹介します
作業手順 ①
【取り外し前の動作確認・ポンプダウン】
3. 室内機を壁から丁寧に取り外し、分解へ
2. 問題がなければポンプダウン(冷媒ガスを室外機に戻す)
1. 温度・風量・お掃除機能などの動作チェック
まず最初にエアコンの基本動作をしっかりと確認します。温度計を使って風量・温度が正常かを数値でチェックし、フィルター自動掃除機能付きの場合はロボットの動きも確認。
正常稼働が確認できたら、エアコン内部の冷媒ガスを室外機に戻す「ポンプダウン」を行い、安全に配管を取り外します。その後、エアコン本体を壁から慎重に取り外し、分解作業へと進みます。


作業手順 ②
【電装部・各パーツの完全分解】
1. 電源部・モーター・基盤・センサーなどすべてを分解
2. 内部構造や配線にも配慮しながら、徹底的にバラします
室内機を外したあとは、本体カバーはもちろん、内部のすべてのパーツをひとつひとつ丁寧に分解します。電装部や基盤など、デリケートなパーツもすべて取り外し、機種に応じた適切な方法で作業します。分解は再組立ての正確さにも関わる重要な工程。パーツや配線の配置を記録しながら、慎重に進めていきます。
作業手順 ③
【熱交換器を浸け込み・各パーツの洗浄】
1. 専用洗剤に浸け込みして、奥の汚れを浮かせる
2. 細かい部分まで手作業で丁寧に洗浄